「建設業の業界で女性の働きやすさを考える」

最近でこそ女性が建設業界で働いている人も増えてきたように思います(日曜朝の番組のコマーシャルに○○くみさんがヘルメット被って防振平台車の上でお蕎麦食べてたり^^,)。実際に実家の近所のお嬢さんがゼネコンに技術職員として勤務していたり、10年ほど前大手ゼネコンの建築現場で女性が安全帯を装着して巡回していたところを見て女性が建設業で勤務する時代が来たんだと思ったものの、中小企業の建設会社に勤める女性は少なく新卒を採用したものの多くの女性が3年未満で退職してしまいます。

社内に女性の働きやすい職場を目指すといったポスターを貼っているけれど、結婚をして家事や子育ての大半をこなしている社員も、会社の成長とともに自身のキャリアアップや昇進を考えると男性職員と変わらない量の仕事をバリバリと行わなければなりません。

また、コンストラクション業界は男性中心のある意味古い考え方が根強く残っている業界で仕事第一主義が与える影響を女性が受けて、無理をしたりストレスや過労で体調を壊すことも十分考えられます。

そのような働く女性を応援する法律「次世代育成支援対策推進法」を国が整備し次代の社会を担う子供が健やかに生まれ、育成される環境を整備することを目的とし、ワーク・ライフ・バランスに関する取り組みを企業が行うことを評価する仕組みを作りました。企業は「一般事業主行動計画」(パパママの育休制度、フレックスタイム、短時間労働勤務等)を策定しその計画を実行することで「子育てサポート企業」として厚労省から認定(くるみん認定)を受ける制度を設けています。

2023年1月の経営事項審査改正で上記認定も含めたワーク・ライフ・バランスに関する取組の評価として「くるみん認定」(子育てサポート企業)と「えるぼし認定」(女性の活躍促進企業)「ユースエール認定」(若者の採用育成)各認定制度を導入し認定の基準を満たした企業の計審に最高5点の加点がされます。

「くるみん認定」「えるぼし認定」取得の要領などは厚生労働省のホームページや弊事務所への問合せをいただければ詳しく説明をしますので、興味がおありでしたらお尋ねください。

           ⇩

行政書士 MKリズム オフィス