終活

近年、終活という言葉が広まり、人々の関心が高まっています。終活は、自分の残りの人生をできるだけ充実したものにし、自分がいなくなった時その後に残される人や身の回りの物のための準備することでもあり、自分の人生の締めくくりを意識的に考え、人生の幕引きを飾る終活についての10項目を紹介します。

エンディングノートをつくる

エンディングノートは、自分の人生や最期に関する思いや希望をまとめた大事な文書です。医療や介護並びに葬儀、埋葬や遺産などに関する情報を記載し、本人の希望を記載することで、家族は選択で迷うことが少なくなることで、死後の手続きをしやすくし残されたご遺族の負担を軽減します。

エンディングノート2
 また、家族や友人の1人ひとりにメッセージを書いて、自分自身の想いを伝えることも可能です。日ごろ言葉では伝えられない感謝の気持家族や関係者と共有することで、後々のスムーズな手続きをサポートします。

現預金・不動産等資産の整理をする

財産や資産を整理し、将来のために最適な方法で管理することが重要です。手元にある通帳や公共料金と家賃の支払い、貯金専用など普段からお金の出し入れがある口座はすぐわかると思いますが、ネット銀行を利用している場合も忘れずにカウントします。


不動産では登記識別情報通知書(権利証)についての保管場所を確認し、紛失していないか遺産分けや相続税のことを考えながら、将来の安心を確保していきます。

遺言書をつくる

遺言書は、自分の財産や遺産の分配を明確にする重要な文書です。遺言書がない場合、法に従って財産分与が決められます。遺言書を書く一番の理由としては、自分が亡くなった後に、親族が相続のことで争わないため。いくらそれまで良い関係を築いていたとしても、お金に関すると人は変わることがあります。「相続問題が原因で縁が切れた」など“争族”になったという話は珍しくなく、どんな家族にも起こり得ることです。

こういったリスクをなくすためにも、遺言書の作成は必要なのです。法的な手続きをスムーズに進めるためにも、しっかりと作成することが大事です。

不用品を片付ける

生前整理を行い、不要な物品を整理しましょう。家内を整理された状態にしたうえで遺族に残すことが後々の手続きを簡単にします。

断捨離をする

上記のような物理的な整理だけでなく、精神的な整理も重要です。過去の思い出や感情にしがみつかず、新たなスタートに向けて心の整理をしましょう。

葬儀の準備・予約をする

葬儀の形式や希望を家族や関係者と共有し、予め準備をしておくことで、後々の遺族の負担を軽減します。

お墓の準備・希望をまとめる

もしもお墓を希望する場合は、場所や形式を考えておくと良いでしょう。これも家族とのコミュニケーションが重要です。

人間関係を整理する

人間関係も終活の一環です。知り合いには事前に手紙やメールで、感謝の気持ちを伝え、心の整理をすることも大事なことです。

【 まとめ 】

終活は、自分の人生に責任を持ち、大切なことを残す準備です。エンディングノートの作成から、資産の管理、遺言書の作成、物理的・精神的な整理まで、様々な要素が組み合わさっています。これらのステップを踏むことで、安心して後世に自分の想いを継承できるでしょう。

終活は一度で完了するものではなく、時間をかけて進めていくものです。少しずつ取り組み、自分らしい終活を進めていきましょう。

endingnotes.pdf (moj.go.jp)

法務省が出している素晴らしい、エンディングノートです。参考にしてみてください。

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