補助金を利用して建設業者がキャンプ場を経営するには?

現在行っている事業とは違った分野で事業展開する際にも補助金は利用できます。たとえば地方で建設業を営んでいるとして、公共事業の縮小からレストラン経営やエミュー牧場で飼育したエミューの食肉加工販売する6次産業やホテルなどの宿泊事業への参加など数多くの事例があります。そのような事業の中でも建設業と親和性があるビジネスモデルを紹介します。

優れた景勝地と言わないまでも、自然(海や山、川)が身近で風景や眺望のいい地方にある建設業者様が補助金を利用することでキャンプ場を新規に経営できるかもしれません。

インフラ整備と施設提供:

•キャンプ場のインフラ整備は本業の建設部門で行います。キャンプサイトの整地、トイレやシャワーの設置、水道や電気などの設備の整備は自社で内製化できることは大きなメリットです。


•キャンプ場内には、テントやキャンピングカーのレンタル、バーベキューグリルやキャンプ用品の販売、共有スペースやエンターテイメント施設の提供など、訪れる人々が快適に過ごせるような施設を提供します。

自然体験のプログラム:

•キャンプ場では、自然体験のプログラムを提供することで、訪れる人々に特別な体験を提供します。例えば、ハイキングやトレッキングツアー、キャンプファイヤーでのストーリーテリング、星空観察会などのイベントを開催します。


•地元のガイドや自然保護団体と提携し、地域の自然や文化に関する教育的なプログラムを提供することも検討していくことになります。

地域資源の活用:

•地域の特産品や食材を活用した飲食サービスを提供します。地元の農家や漁師と提携し、新鮮な食材を提供することで、地域の食文化を体験できる独自のキャンプ体験を提供します。


•地域の工芸品や特産品の販売コーナーを設け、地元のアーティストや職人の作品を紹介することも考慮することで、キャンプ場を中心としたイベントも行うことで「ここに来ると何か楽しいことがやっている」演出することでリピーターを育てます。

マーケティングと広報活動:

•キャンプ場の魅力を伝えるために、ウェブサイトやSNSを活用したマーケティング戦略を立てます。美しい景観や自然の魅力、設備やプログラムの情報を積極的に提供し、キャンプ場の魅力を広く知らせるために地元の観光協会や旅行ガイドブックとの連携も検討してください。

地域との協力関係:

•地元のコミュニティとの協力関係を築くことが重要です。地元のイベントやフェスティバルに協賛し、地域の活性化に貢献することで地域とのパートナーシップを深めます。


•地元の企業や団体との提携を通じて、地域の特産品やサービスを紹介することもビジネスモデルの一環として検討してください。

【 まとめ 】

これらの要素と補助金(事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金、各自治体が行っている補助事業)を組み合わせることで、景観に優れた場所でのキャンプ場経営に成功する可能性が高まります。ただし、現地の規制や地域のニーズに合わせた適切な調査と計画が必要で、地元の住民や自治体とのコミュニケーションを大切にし、地域との良好な関係を築くことは一番重要といえるかもしれません。

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