「小規模事業者持続化補助金」申請書記入のポイント

第12回小規模事業者持続化補助金申請の受付は6月1日で締め切りとなりますが、この補助金自体は今年度も数度公募があると思われます。今回は申請書の書き方についてのポイントとツボを様式に従って書いてみました。また、第11回の採択事例など過去の採択事例を参考にご自身の申請のアイデアとされることをお勧めします。

【事業概要について】

・事業、サービス内容について、どの地域に向けた事業、サービスか?また、なぜそのサービスの取り扱いをはじめたかそのサービスや商品の単価について、それぞれのメニューやサービスの単価や主力商品について記入し、去年と今年の売上とその内訳(サービスごとの売上比率)を出すといいでしょう。

【顧客ニーズについて】

・会社のターゲット層について年齢、性別、地域、どんな人・どんなニーズのある人?を調べ、顧客からの要望と具体的なニーズを洗い出します。その上で、現在の集客方法について“どういう流れで顧客の獲得をしているのか?”を書き記します。

【市場の動向について】

・業界の現状、影響因子を店舗を展開している地域の事情等、業界や市場の現在の動きや将来性や、競合他社はどこか、近隣に同業者が何店舗あるかまた、競合と比較した自社の強み(優位性や独自性) “こだわり” “実績、資格” “お客様からの評価” について判る限りで分析していきます。

【経営方針】

・事業をする上で大切にしていること(理念・方針)をそのまま書き、会社としてどんなことをしたいか、何を成し遂げたいかといったビジョンを示します。

【目標と今後のプラン】

・会社としての具体的な売上目標、数値目標(直近3年間分の年間売上ほど)と、目標を達成するための具体的プラン(時期、方策・手段)を定め、これから拡げていきたいターゲットとその販路について開拓方針を定めていきます。

【本補助金での取組内容について】

・取り組む内容は技術やノウハウ等を基にしているか?そして提供する具体的内容(商品・サービス、価格、ターゲット)が、今後のプランや市場や顧客ニーズに合いそれが、自社の強みをどう活かしているかを丁寧に書き加えます。その取り組み自体が、これまでの自社の取組と異なる点や創意工夫や差別化のポイントなどをしっかりアピールします。

【補助事業の効果】

・最後に集客見込みと根拠(ターゲット、潜在顧客数)、売上見込みと根拠(平均単価、売上個数)並びに、経営にもたらす効果(非対面での売上が立てられる、など)を具体的に数字を上げながら説明をします。

【まとめ】

・このように小規模事業者持続化補助金は補助金の登竜門的な補助金ですが、申請自体は誰でもできるかもしれませんが申請書の中身はしっかりと問われるので、事業計画の組み立てやプラン、実行可能性の明記が必要です。記入量もボリュームがあり、通常の業務で忙しい中での申請書作成は気が重くなるかもしれませんが、採択されるには“補助事業で販路開拓にこんな効果があります!!”という点を上手に盛り込むことを考えれば少し気が軽くなるのではないでしょうか。頑張って補助金申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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