第15次ものづくり補助金申請受付中です!!

この補助金の正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」と言い通称で「もの補助」と呼ばれています。5月12日~7月28日(金曜日)までの期間で申請受付が始まっています。
この補助金の制度の趣旨は、働き方改革や賃上げ、インボイス導入等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。

申請者の業種

この補助金の申請する業種は建設業、小売・卸売業、サービス業、医療・福祉、情報通信、製造業と幅広く申請を行う業種がある中で実際に申請して採択されている実績として圧倒的に多いのが“製造業”となり第6次から9次申請の実績数が全業種中48%と他業種を圧倒し一番件数が多く、採択率も54.8%と高水準です。申請の経営革新の類型にある「革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善」等新商品開発、新たな生産方式の導入、というテーマが製造業との親和性が高いからと考えられます。

重要な要件革新性」

革新的サービス開発に言う“革新性”に必要な視点とは

・圧倒的な差別化
・自社で既に実施しているものと比較して新しいサービスや生産プロセス
・世の中に既に出回っているものと比較して新しいサービスや生産プロセス
・商圏やターゲット内の革新性
・QCD(品質・コスト・納期)といった製造業に欠かせない需要要素を備えるこのような観点が考えられます。

革新性 新商品の開発又は生産の事例

・建設業者が、産業廃棄物である下水汚泥などを甘味料としても知られる植物を用いて処理し、新たに肥料を生産し販売する。
・木製品製造業者が、これまで建具の材料として利用が困難とされていた間伐材を、加工するための切削用刃物を開発。更に開発した天然の塗料で仕上げることで、防腐、防かび効果が高められ、環境と健康にやさしい建具を生産、販売をする。
・業務用の大型で強力な空気清浄機を製造していた企業が、きれいな空気に対するニーズの高まりを受けて、小型化に挑戦し、一般家庭用の小型で強力な 空気清浄機を開発する。

革新性 役務の新たな提供の方式の導入

・不動産管理会社が、企業の空家となった社員寮を一括借り上げして、それを 高齢者向けに改装し、介護サービス、給食サービスを付加して、高級賃貸高齢者住宅として賃貸する。
・タクシー会社が、乗務員に介護ヘルパーや介護福祉士の資格を取得させ、病院や介護施設への送迎などのタクシー利用者を獲得し、高齢者向け移送サービスで介護サービス事業へ進出して多角化を図る。
・美容室が写真館を併設。成人式や七五三、結婚式などの記念撮影時、その場で撮影することが可能となり、移動の手間や、着付けが乱れるといった問題を解消するサービスを提供し、新規顧客の獲得につなげる。

【 まとめ 】

このように“革新的”な事例が過去に採択されています。従来の製品や商品、サービスから少し視点を変えたところに製品・サービスのアイデアがあり、そのアイデアに顧客ニーズや事業の方向性や組織体制を整え、設備投資を行い新事業として仕組みを整え、事業計画(企業戦略)を立て目標を実現することで、全企業数の99.7%を占め、雇用の7割を支えている中小企業が経済成長をけん引し、多様な経済社会の創造に寄与することになり地域や日本を豊かにすることが「もの補助」の究極の目的です。

PS ; 詳しい事業の概要や要件については公募要領を熟読して申請を行う必要ありますのでこちらのURLを参照してください^^)

 ⇩ものづくり補助金のお問い合わせは

「 行政書士 MKリズム オフィスホームページ 」へ