「補助金申請から受給までの流れ」

補助金は、多くの事業者や団体にとって重要な支援制度です。しかし、補助金を受けるためには、煩雑な手続きや書類提出が必要となります。このブログでは、「補助金申請から受給までの流れ」について、ステップごとに詳しく解説していきます。

1.補助金を探す:

まずは、自社や団体が受けられる可能性のある補助金を探しましょう。地方自治体や国のウェブサイト、補助金情報提供サイトなどを活用して、対象となる補助金をリサーチします。経済産業省、中小企業庁や各地方公共団体や民間の財団法人など補助金を実施している機関のホームページで補助金・助成金に関する情報を入手できます。

2.申請する:

補助金を受けるためには、申請が必要です。申請手続きは複雑なことが多いため、以下のステップに沿って進めていきます。

2-1.必要書類等事前準備:

申請書類には、様々な書類が必要となります。法人登記簿謄本や事業計画書、予算書、納税証明書など、補助金の種類によって要求される書類が異なります。補助金制度によっては、事前に「認定支援機関」等の各支援機関と連携したり、「経営革新計画」等の承認を受けておく必要がある場合もあります。
電子申請の場合は、事前にID(GビズID:プライム)を取得しておく必要があります。それらの準備が整った上で、申請書を作成するほうが効率的です。必要な書類を整理し、事前に準備しておきましょう。

2-2.募集要項を読み込む:

補助金には募集要項(要領)があります。この要項には、申請条件や提出書類、申請期限などが記載されています。募集要項を詳細に確認し、申請が可能かどうかを把握します。また、よく読むことで制度を作った意図が見えてくるので、趣旨を理解することが補助金申請のポイントとなります。

2-3.事業計画を事前に作成する:

補助金の申請には、事業計画書の提出が求められることがあります。事業計画は、補助金を活用して実施する具体的な計画を示すものです。事業コンセプト、マーケティング戦略、利益計画、資金計画が組み込まれた独自の事業計画書を詳細に作成し提出に備えます。

2-4.申請書の作成:

申請書の作成はある程度の時間と注意が必要です。申請書は正確かつ具体的に記入しますが、審査員に対し読みやすさや分かりやすさを心がけて記載する必要があります。必要な情報を漏れなく記入し、要項に則った書類(字数制限があれば字数以内で記入)となるように心掛けましょう。

2-5.最終チェック:

申請書が完成したら、最終的なチェックを行います。不備や漏れがないか、要項に沿っているか、誤字脱字、計算間違いや専門用語にはしっかり注釈がつけられているか?など、わかりやすいかどうかもチェックし、再々確認します。

3.申請書提出~採択、交付決定:

申請書が完成したら、指定された方法で補助金の申請を提出します。提出後は審査が行われ、採択されるかどうかが決まります。審査には時間がかかる場合があるため、余裕をもって補助金の事業を進めることが重要です。

4.事業実施:

補助金が採択された場合、事業計画に基づいて実際の事業を実施します。それまでは、申請事業に着手することはできません。申請事業の実施期間中に申請した補助事業を計画通りに進め、実施期間前に予定する事業への器機やソフトなどを購入した場合の費用は認められないので注意が必要です。

5.実施報告:

事業実施後には、実施した事業の内容やかかった経費につき報告書を作成します。事業の成果や支出の明細などをまとめて報告します。

6.補助金受給:

最後に、実施報告が承認されることで、補助金額が確定し補助金の受給が行われます。受給された補助金申請に対する事業関係書類は5年間の保存義務があります。

【 まとめ 】

補助金申請から受給までの流れは、手続きが多く煩雑ですが、しっかりと計画を立て、正確な情報を提出することで成功への道が開かれます。是非、補助金を活用して事業の発展を目指してください。

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