はじめに:事業再構築補助金とは
事業再構築補助金は、企業が新たな商品やサービスを開発したり、提供方法や販売戦略を変える際に支援する制度です。
この補助金を活用することで、事業の成長や競争力を強化し、企業が既存の事業を改革し、新たな商品やサービスを開発し、提供方法や販売戦略を変えて事業を再構築する際に支援を受けることができます。
今まで10期続けて公募があり、第11期の公募が始まっています。事業再構築補助金はいつまで続くかわかりませんが、この補助金を勧める大きな理由を今回は説明したいと思います。
第11回公募スケジュール
公募開始:2023年8月10日
申請受付:調整中
応募締切:2023年10月6日 18:00
事業再構築補助金の申請の流れ
申請書類の準備
GビズIDの取得
補助金申請の手続き
採択結果の通知・発表の確認
交付申請の手続き
補助事業の開始
事業実績の報告
精算払請求書の提出と補助金の受領
事業再構築補助金の三つのメリット
❶ 事業再構築の定義が広い
事業再構築補助金では、以下の2つの定義があります:
「新商品・新サービスをつくる」「新しい提供方法、売り方をつくる」
既存の商品やサービスを新しい方法で提供することで、顧客に新たな価値を提供する。この2つの定義の幅は広く“新しい分野の商品・サービスを作る”ということは、染色の設備と職人技を活かして「染め直しサービス」を開始するとか、墓石の石材加工技術から「焼き肉用プレート」を開発する。など既存技術・設備を見直して新しいモノやコトをプラスした商品開発や“新しい提供方法・売り方を作る” ということでは、お店で販売している商品をネットで売れるようにすることなど、事業再構築とは特別なものではなく、単純に2つのことを言っています。
どの様な業態の会社や店舗であれ、事業の方針転換として舵を180度転換するのではなく少し角度をや視点を変えて進めることは、一般的に社長がイメージすることとそんなに変わりがはないと思われますが、いかがでしょうか?
❷ 対象経費の選択肢が広い
事業再構築補助金は、他の補助金(ものづくり補助金・IT導入補助金)に比べて新事業を構築する際に必要な経費に幅広く対応しています。具体的には、以下の項目が認められます。
・プラットフォームの構築
・集客戦略の展開
・販売戦略の改善
・決済システムの導入
・店舗の改装
・ウェブサイトやオンライン広告の制作
・新しい機器の導入
❸ 事例が豊富にある
過去の第1回から第10回までの公募には、多くの採択事例(上記、「染め直しサービス」「焼き肉用プレート」など)があり公表されています。これにより、新たな事業を構築する際の参考例が豊富に揃っています。他の企業がどのように補助金を活用し、事業再構築を成功させたのか、具体的な事例を通して学ぶことができます。
【 まとめ 】
事業再構築補助金は、新たな商品やサービスの開発や提供方法の改善に積極的に取り組む企業にとって事業の制約も少なく、お金を受け取れる幅が広く、何より成功事例がたくさん転がっているため、これらを活かして事業を発展させることは、多くの会社で可能ではないでしょうか?
あと何回公募があるか不明ですが、今のうちにチャレンジしてはいかがでしょうか。
新たな挑戦に、ハードルは思っているより低いかも!!
⇩事業再構築補助金についてのお問い合わせは
福岡市南区の「行政書士 MKリズム オフィスホームページ」へ